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トライフォース天満スタッフブログ

2024.02.28

初心者が効率良くブラジリアン柔術を上達するために練習は週に何回必要?

初心者の方へ

こんにちは!

トライフォース天満の大黒です。

最近新しく入会してくださった方も多いので、一度立ち返って「柔術って週に何回練習したら良いの?」というテーマで僕の考えをざっと書いてみようと思います。あくまでも僕の意見なので参考程度にお願いいたします。

※タイトルにもありますが、今回の記事はブラジリアン柔術を始めたてで平均以上にペース良く上達していきたいと考える方や、試合に出場して勝ちたいと考える方に限りです。誤解の無いようお願いいたします。

ダイエットや体作りをはじめとした健康志向やストレス発散を目的に、家庭や仕事との都合も考慮しながら楽しく継続していきたい方は、ご自身のペースで通っていただくのが一番です。

私も柔術を始めて5年半になりますが、継続ほど効率の良い上達方法は無いことを実感しています。

これを踏まえて本題です。

それではどうぞ!

はじめに

まず初めに結論ですが、週に3回は練習できるのが理想的かなと僕は思います。

理由としては、記憶量の問題が大部分を占めます。

ブラジリアン柔術は覚えることがとにかく多いです。
ポジション(相手を抑え込んだり攻めたりする形)や技の名前、技をかけていく順序、身体の仕組み、そもそものルールなど。

個人差はありますが、週1,2回だとどうしても工夫無しではそれらを次の練習まで記憶しておくことが難しいことがあります。

現在週1,2回で取り組んでいる方は「えっじゃあ僕っていつまでも上達できないの?」とお考えになるかと思いますがご安心ください。

実際、週1でも週2でも、そもそも通えない週がある方でも着実に上達されている方はいます。(今後、週0~2回で上達する方法についても記事を書きたいなと考えています。)

要は大事なことは練習への取り組み方だと思います。

練習への取り組み方について

食事や睡眠、予習・復習、筋トレ・柔軟・ソロムーブなど取り組み方は様々ありますが、始めやすい所だと練習のスケジュール管理でしょうか。

1日ごと、1週間ごとなど、課題を持って取り組むのが最初は大事かなと思います。

1週間の中で以下のような週3回の練習スケジュールを組むのも良いかと思います。(白帯1~2本線の少し慣れ始めた方を想定。)

月曜日 レッスン➀+スパーリング

火曜日 休み

水曜日 休み

木曜日 レッスン➀の復習+レッスン②+スパーリング

金曜日 休み

土曜日 レッスン➀と②の復習、月曜・木曜のスパーリングで気づいた点のおさらい

日曜日 休み 

おそらく初めのうちは、道場に行くとレッスンで習う全ての技が初めて見る物ばかりのはずです。

始めたばかりの方ほど、この段階で真面目にその全てを吸収しなければと頑張りすぎ、その結果として情報量が多すぎてどれも中途半端になってしまうという現象が起きがちです。

前述の通り柔術は覚えることが多いので、ビギナー特有のモチベーションの高さと現実に立ちはだかる壁とのギャップに悩まされることは少なくないと思います。

ここからは完全に私個人の考えですが、『正直、覚えにくい技は覚えなくて良い』と思います。

誤解の無いよう補足ですが、ビギナーのうちは楽しく継続することこそが最大の上達方法だと私は考えています。

そのため、覚えにくい技を無理やり覚えようとしてモチベーションが下がるぐらいなら、いっそ自分が楽しいと感じる技を中心に習得を進め、その後必要な技にシフトする方が良いという意味です。

真夏で喉がカラカラな時ほど水が美味しく感じるように、テクニックはそれを習得しなければならないと必要性を強く感じた時こそ最大限に記憶に残ると思います。

そのため、普段のスパーリングや試合の後に「どうやったらあの展開を上手く切り抜けることができたのか」とか、

「あんな動きができるようになりたい!」とか「上達しないとまずい!」といった一種の願望や焦燥感こそが成長の原動力になるのではないかと考えています。

なので、「他の技は一旦置いておいて今週はこの技を集中して覚えるぞ!」という取り組み方もありだと思います。

テクニック習得の際に覚えておきたい事

ちなみにテクニック習得の際には「テクニックは手段であって目的ではない」ということを正しく認識しておくのも大事だと思います。

打開したい状況があって、それに対するテクニックを選択するという流れです。

ここを誤って認識していると技をかけることだけに意識が向かってしまい、技が綺麗に上手くできないことに落ち込んでしまいがちです。


技が上手くかからない大きな理由としては、

➀手順や理屈が間違っている

②状況が既に変わっている 

この2つだと思います。

その技を使うことで何が変わるのか、という視点が大事です。
そのテクニックを使って相手を制したり、危機的な状況を脱したりすることが目的であるはずです。
この「手段と目的の考え方」を混同しないようにすることも、効率の良い成長には必要な要素だと考えています。

最後に

いかがでしたか?

ブラジリアン柔術は慣れるには少し時間はかかりますが、慣れてくるとその分飛躍的に楽しさも増大するスポーツです。ただでさえニッチなカテゴリーのブラジリアン柔術に取り組み始めた方が、楽しさに気づく前に離れてしまうことは私としても寂しいことです。

今回の記事も誰かの役に立つことを願って締めたいと思います。それではまた!

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