2024.02.14
テクニックの説明の際に意識している事
初心者の方へ
こんにちは!
トライフォース天満の大黒です。
今回は私が普段のクラスでテクニックを指導する際に意識していることについて書いていこうと思います。
まず初めにトライフォース天満のクラスでは、一つのテクニックに対してインストラクターが約4分間技術説明を行い、その後4分間は各ペアで打ち込み練習を行っていただくという流れが存在しています。
ビギナークラスでは毎回テクニックを5個扱うので、このサイクルを5回繰り返し、レギュラークラスだとだいたい3回前後これを行っています。
これを踏まえて、以下意識している事です!ざくっと列挙します。細かい所を書き出すとキリが無いのでアバウトですがどうぞ!
・結論から話す
・長く感じさせないようトークの抑揚を多くする。
・「なぜそうなるか」の理由付けは正確に
・分かりにくい部分は擬音や例えを用いて説明。
・よくあるミスを説明
・自分なりの工夫ポイントを紹介
それでは一つ一つ説明していきます!
結論から話す
ブラジリアン柔術はそのテクニックの数はさることながら、一つ一つに対して手順の数がとっても多いです。
聞いている人のことを考慮せずに最初から最後まで話し続けてしまうと、聞く気が無くなる上に途中で離脱してしまう方が出てきます。
そのため、まずは初めに「何というテクニックで、これからどんな動きをするのか」をざっくりと説明します。
そうすることで聞いている方々に「あっ今からこんなことをするのか」とだいたいのイメージ図のようなものを頭に想像していただきます。
ゴールを先にお見せすることで、そこまでの道筋を印象付けたいなと考えて行っています。
長く感じさせないようトークの抑揚を多くする。
冒頭で述べた通り、テクニック指導の時間は一つの技に対して約4分間発生します。
これをただ単調にだらだらと話し続けると、聞いている側としても非常につまらなく眠たくなってきます。
もっと言うと「今、これって何のテクニックの説明だったっけ?」とレッスンの中で迷子になる方が出てきてしまいます。そのため、話し方に抑揚を多く付けて聞いている方が飽きないように心がけています。
あと「4分」って聞いている側からすると結構長いですよね、、、逆の立場だったらだらだらと長い説明を聞くのがストレスなので、説明は極力楽しく分かりやすいようにしたいなと考えています。
「なぜそうなるか」の理由付けは正確に
ブラジリアン柔術は体の仕組みやテクニック同士の関連性が大事なスポーツです。
パワーやスピードなど、個人差や先天的な部分が大きいものでごまかすのではなく、誰でもその技をかけられるように「なぜそうなるか。」「どのようにすればできるか」を必ず正確な理由と共に説明するよう意識しています。
分かりにくい部分は擬音や例えを用いて説明。
ただ、上記のように全て正確に説明しようとするとどうしても細かくて伝わりづらい部分が発生することも事実です。
そのため、テクニックを伝えるうえで優先順位が低い伝達事項に関しては、
「相手の体をグーっと起こして」
「腕はピーンとのばして」など擬音を用いて説明をすることもあります。
細かい事を説明しすぎて情報量を処理できなくなるよりは、ある程度イメージで取り組んでみて、後から理屈を肉付けする方が初心者の方にとっては楽しく取り組んでいただけるのではないかと私は考えています。
紫帯以上の方に関しては精緻にテクニックを習得することは必須だと思います。
よくあるミスを説明
ブラジリアン柔術のテクニックは100回間違ったフォームで練習するより、3~5回ぐらい正しい形で練習する方が習得の上で効率が良いと私は考えています。
そのため、テクニックに取り組むうえでミスが発生しやすい箇所をあらかじめ説明しています。
特にビギナークラスでは週に2,3度同じ技を扱う曜日が存在するので、1度目のクラスの中で多く見受けられたミスポイントなどを紹介しています。基本的には、私が考える「初心者の方であればここが難しいだろうな」と感じる箇所を紹介しています。
自分なりの工夫ポイントを紹介
冒頭に述べた通り、テクニックが多く存在するスポーツであるブラジリアン柔術ですが、今やインターネットで「〇〇(技名)」と検索すると、全国各地の有名な先生方が動画やテキストベースでそれらを丁寧に解説してくださったコンテンツに簡単にアクセスすることができます。
そのため、基本的にブラジリアン柔術の中で代表的な技(三角締めや腕十字など、この技ってだいたいこんな感じだよねと想像されるような物)は、ある程度ネット検索で学んでも似たような形に落ち着くと思います。
ただ、実際に技をかけてみる中で難しいと感じる部分はそれぞれ異なりますし、相手のリアクションやそこから次のテクニックへの繋げ方、など一人一人に合った「生の情報」というのはリアルのスクールでしか学べない事だと考えています。
そのため自分が実際に使用するうえで工夫している事や、習得するうえで苦労した事などは会員さん達に共有させていただいています。
以上6項目についてざっと説明してみました。
これらの情報が、現在トライフォース天満に興味を持ってくださっている方の参考情報になれば幸いです!
今、ブラジリアン柔術にご興味のある方はぜひ見学・体験のお問い合わせをお願いいたします。
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