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トライフォース天満スタッフブログ

2024.03.08

もっと早く知りたかった!今日から実践できる白帯の方へのアドバイス集 後編

初心者の方へ

こんにちは!

トライフォース天満の大黒です。

前回から2回に分けて記載している「今日から実践できる白帯の方へのアドバイス集」

今回は後編を書いていこうと思います。

ちなみに前編はこちらからお読みいただけます。

もっと早く知りたかった!今日から実践できる白帯の方へのアドバイス集 前編 | トライフォース天満 (tf-tenma.com)

ざっとまとめると、前編では「練習回数を今より少し増やして、先生や先輩をもっと頼り、他人とではなく過去の自分と比較しながら練習していくのが重要。ちなみにスパーリングには勝ち負けは無くて、相手の熟練度別に取り組み方を変えましょう。」という内容を書きました。

これを踏まえて後編です。

今回の目次は以下の通りです。

・タップは早めに。

・怪我をした時はしっかり休む。

・フィジカルもある程度重要。

・テクニック練習とスパーリングの両方大事。

・クローズドガードはエントリーこそ練習するべき。

それではどうぞ!!

タップは早めに。

ブラジリアン柔術は継続こそが最も上達に影響を及ぼします。

「黒帯は諦めなかった白帯。」という言葉があるように、しっかり継続して取り組めば取り組むだけ上達し、ステップアップしていけるのがブラジリアン柔術の素晴らしい点です。

しかしケガには要注意です。練習で軽いケガをしてしまい2,3日練習から離れることはあるにせよ、大怪我をして柔術を続けられなくなるのは避けたいことです。

そのためにもタップ(降参の意思表示)は早めに行うことが重要です。

相手の体を2回以上手のひらでパンパンと叩いて分かりやすい意思表示をしましょう。

かけられた技によっては手が使えないこともあるので、足の裏でマットをドンドンと2回以上叩くか、口頭で「タップ!」や「参った!」などはっきりと大きな声で伝えるのが重要です。

技をかけた側は相手がタップをしたらすぐに技をかけるのをやめましょう。

怪我をした時はしっかり休む。

とはいえタップが遅れたり、突き指や足が転んで偶然怪我をしてしまう時はあります。

そんな時はしっかり完治してから練習を再開することが重要です。

比較的安全な格闘技』と称されるブラジリアン柔術ですが、格闘技である以上ケガをする可能性は0ではありません。思わぬ瞬間に身体を痛めてしまうことはあります。

そんな時にその怪我をかばって無理して練習してしまうと、結局どこか他の部位を怪我してしまいがちです。そのため一旦少し休んでから復帰することをおススメします。

短期的には練習を離れるもどかしさはありますが、続けていれば必ず上達するので長い目で取り組むのが重要です。

しかし、怪我をしてしまってもなお練習は継続したい方はもちろんいるでしょう。

ブラジリアン柔術の優れている点として、運動強度を調整して取り組むことができることが挙げられます。

なので怪我をする前まではスパーリングをガンガンこなしていた方も、怪我をしたからといって何もできなくなるわけではありません。

技の練習やインプットを行ったり、基礎運動の復習や仲間のスパーリング風景を見学するなど、運動強度を最大限下げて取り組みを続けることが出来ます。

怪我をしている期間はこういった練習を続けるだけでも上達することができます。

フィジカルもある程度重要。

この項目は試合に出て勝ちたい、と考える方にのみお伝えしたい内容です。

ブラジリアン柔術は誰でも色々な取り組み方で楽しく継続していくことができるので、趣味の一環として取り組みたい方にとってはフィジカルなど一切不要です。

ですが、試合で勝ちたい方に関してはフィジカルの重要性も認識していただきたいと思います。

目を逸らしたくなる嫌な事実です。私も青帯の途中まで気づかないふりをしていました。

今、周りにいる「この人強いなあ」と思う方を思い浮かべてみてください。全員もれなくパワーがあります。※パワーがあると柔術も強いのではなく、柔術が強い方はなぜかもれなく全員パワーも備えています。

ブラジリアン柔術を学ぶと「体の小さい者が自分よりも大きな相手を制することが出来る」とは言いますが、それは柔術を学んでいる方とそうでない方との間での話だと思います。

試合の際はそれまで自分と同じように柔術を学んできた方と相対します。

そのため、ある程度技術レベルが似た者同士であるならばフィジカルや精神的な部分で差が付きます。

技術だけではなく心・技・体のどの要素も欠かせません。

テクニック練習とスパーリングの両方大事。

上達のためにはテクニック練習とスパーリングのどちらか片方だけでは不十分です。

テクニック練習のみ行い続けた方とスパーリングのみ行い続けた方、どちらが早く強くなるかと言えば後者であるというのが私の考えです。

ただし、いずれにせよ両方とも成長度合いは次第に緩やかになってくると思います。

そのため、車の両輪のようにテクニック練習とスパーリングを両方活用すると、上達に必要な要素が網羅できると思います。スパーリングでざっくりと全体を学び、細かい部分をテクニック練習で詰めていくイメージです。スパーリングは森で、テクニック練習は木や枝葉といった感じです。

クローズドガードはエントリーこそ練習するべき。

テクニック系の事は書き始めるとキリが無いのでできる限り避けたいのですが、意外と見落としがちで私もハマってしまった箇所なので記載しておきます。

ブラジリアン柔術を始めたばかりの多くの方が最初に取り組むテクニックとして、「クローズドガードからのアタック」が挙げられると思います。

具体的にはクロスチョークやストレートアームロックです。

初めは打ち込みやクローズドガードからのシチュエーションスパーリングをたくさんすることでしょう。

しかし、いざ実際のスパーリングになるとクローズドガードに入る機会が少ないことに気が付きます。クローズドガードはエントリー(その形に入るまで)こそ難しく、最初で最大の難所を迎えるという仕組みにあります。

クローズドガードを練習しまくって試合を迎えたはずが、試合では一度もエントリーすることが出来ずに負けてしまう例はよく目にします。

ガードはディフェンス→キープ→アタックの順にフェーズが進行していきます。

白帯の方が学ぶガードであるからこそ、エントリー方法を大事に練習しましょう。

オススメは片襟片袖かスパイダーガードからのエントリーです。

最後に

以上です!いかがでしたか?

今回は「白帯の方へのアドバイス」をテーマに10項目に分けて書いてみました。

前編でも書きましたが、どれも自分が一から再度柔術に取り組むのであれば押さえておきたい事柄ばかりです。

今回の記事が何かの参考情報になれば幸いです!

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